2011年4月27日水曜日

マンション管理士さんとの雑談で

なんだか東京は、昨日ぐらいから猛烈に暑くなってます。
今年は節電対策のため、ビルディングや電車内が空調オフになってる
ことが多いので、余計に暑く感じるのかな?!

そういえば先月、東日本大震災が起こる前に、
先輩のマンション管理士さんお二人と夕食をご一緒しました。
その時の会話が興味深くて・・・。

そのメンバーをご紹介すると、
元銀行員のAさん(仮名)、不動産仲介業などに数十年携わってるBさん(仮名)そして私、
の三人でした。
もちろん皆さん、マンション管理士として活躍していらっしゃいます。

それで住宅ローンの話をしたのですが、
Aさんは元銀行員としてお金を貸す側、そしてBさんは不動産を売る側、
そして私はファイナンシャルプランナーとしてお客様のニーズを叶えるためにアドバイスする側、
という三者三様の立場で意見を言ってました。
それで気づいたのですが、それぞれの立場によって
住宅を購入する(住宅ローンを組む)ことに関して、考え方が違うんですよね~。

不動産をお勧めする立場のBさんは、「このお客さんにとっては
ローン返済が厳しいと思うけど、どうしてもこの家が欲しいっていうならば・・・」というご意見。
そして私としては、「ファイナンシャルプランナーとして、この家の値段がいくらなので
ご自身のお給料などから換算すると、返済の限度額としては
これくらいの金額までは借りれる範囲だから、購入可能だと思いますよ」という意見。

一方、元銀行員のAさんは「一番大事なのは、いくら借りることが出来るということではなくて、
自分だったら、いくらなら返せるかということだ」というご意見。
それを聞いて、私とBさんは「うん・・・、そうだよね・・・」と
すごく納得してしまいました。

Aさんいわく、「いくら借りれるとしても、それで返せなかったら一番困る。
それに、いくら自分が返せるかってことは、結局はプライベートの問題なので
自分自身が一番よく分かってるはず。
例えば、家族がいるか一人暮らしか、親から頭金をある程度もらえるのか、
子供が何人いて教育費がどれくらい必要か、貯金がどれくらいあるのか・・・などなど。
そういう観点から、Bさんや豊田さんが今後お客さんにアドバイスしてくれたら、嬉しいな」
とのこと。

もちろん私としても、上記のAさんが発言なさったことは
いつも念頭において、住宅ローンのアドバイスをしてきたつもりです。
でも、改めて顔を見て言われると、言葉の重みというのでしょうか、
私の心の中にズシっときました。

結局、いくら返済可能なのかということは、借りられるご自身が一番よく分かってるはず。
なので私としては、お客様のそういった状況や考えを
うまく引き出してあげる、そしてお話に耳を傾けることが重要なんだな、と強く思いました。

それにしても、こんな感じのマンション管理士3人のトーク、
すっごく面白いなぁ。
三者三様の立場での座談会みたいなもの、けっこう面白いかも^^;

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